1. はじめに:バングラデシュ料理の魅力
「バングラデシュ料理って、どんな料理?」
インド料理やネパール料理は知っていても、バングラデシュ料理はあまり馴染みがないかもしれません。でも、実は、バングラデシュ料理は、多彩なスパイス使いと、地域ごとの特色が魅力の、奥深い料理なんです!
バングラデシュ料理の主食は、日本と同じく米。インディカ米と呼ばれる、細長いお米を、カレーやおかずと一緒に食べます。
「カレーがあるんだ! 辛いのかな?」
そう、バングラデシュ料理といえば、カレーは外せません。でも、辛さだけが特徴ではありません。様々なスパイスを巧みに使い分け、香り高く、奥深い味わいの料理がたくさんあります。
この記事では、そんなバングラデシュ料理の魅力と、代表的な料理、そして、食事の際の注意点などを詳しく解説していきます。
2. バングラデシュ料理の特徴
2-1. スパイス
バングラデシュ料理の最大の特徴は、何と言っても、その多彩なスパイス使いです。
- よく使われるスパイス: ターメリック、クミン、コリアンダー、チリ、マスタードシード、フェヌグリークなど。
- スパイスの使い方: ホール(原型)、パウダー(粉末)、ペースト状など、様々な形で使われます。
- 辛さの調節: チリの量で辛さを調節します。
「スパイスの名前、全然わからない…」
大丈夫! バングラデシュのレストランでは、辛さを控えめにしてもらうこともできます。
2-2. 食材
- 米: 主食はインディカ米。
- 魚: 川魚(コイ、フナなど)や海水魚(イワシ、サバなど)がよく使われます。
- 肉: 鶏肉、牛肉、マトン(ヤギ肉)などが使われます。
- 野菜: 豆、ナス、オクラ、ジャガイモなどがよく使われます。
- 乳製品: ヨーグルトやギー(バターオイル)もよく使われます。
2-3. 調理法
- カレー: スパイスと食材を煮込んだ料理。
- ビリヤニ: スパイスと米、肉、野菜などを一緒に炊き込んだ料理。
- 炒め物: 野菜や肉をスパイスで炒めた料理。
- 揚げ物: 魚や野菜を揚げた料理。
- 煮込み: 肉や野菜をスパイスで煮込んだ料理。
3. 代表的なバングラデシュ料理
3-1. カレー
バングラデシュのカレーは、日本のカレーとは少し違います。
「どんなカレーがあるの?」
- マチェル・ジョル: 魚のカレー。バングラデシュを代表する料理の一つ。
- マンショル・ジョル: 肉のカレー。鶏肉、牛肉、マトンなど、様々な肉が使われます。
- ショブジ: 野菜カレー。
- ダール: 豆カレー。レンズ豆やひよこ豆などが使われます。
3-2. ビリヤニ
ビリヤニは、お祝いの席などでよく食べられる、豪華な料理です。
- カッチ・ビリヤニ: マトンを使ったビリヤニ。バングラデシュで最も人気のあるビリヤニの一つ。
- チキン・ビリヤニ: 鶏肉を使ったビリヤニ。
- テハリ: 牛肉を使ったビリヤニ。
3-3. その他の料理
- ボルタ: マッシュポテトのような料理。ジャガイモ、ナス、魚などを潰して、スパイスやマスタードオイルで味付けします。
- 「これ、おいしい! ご飯が進む!」
- パティシャプタ: クレープのようなデザート。米粉で作った生地に、ココナッツや砂糖などを包んで焼きます。
- ロショゴッラ: シロップ漬けのチーズボール。
- ミシュティ・ドイ: 甘いヨーグルト。
4. 地域ごとの料理
バングラデシュ料理は、地域によって特色があります。
4-1. ダッカ
- オールドダッカの伝統料理: ハジ・ビリヤニなど、ムガル帝国時代からの影響を受けた料理。
- 屋台料理: チャットパティ(スパイシーなスナック)、プチュカ(揚げ菓子)など。
4-2. チッタゴン
- メズバン: 牛肉をスパイスで煮込んだ料理。結婚式などのお祝いの席でよく食べられます。
- シュッキ: 干し魚。
4-3. クルナ
- 淡水魚料理: シュンドルボンに近いクルナでは、淡水魚を使った料理が豊富です。
- シュンドルボンのハチミツ: シュンドルボンで採れるハチミツは、特産品として人気があります。
4-4. シレット
- シャトコラ: 柑橘類を使った料理。独特の風味があります。
- アックニ: 米料理の一種。
5. バングラデシュでの食事の注意点
5-1. 衛生面
- 生水、生ものは避ける: バングラデシュでは、水道水は飲めません。ミネラルウォーターを飲みましょう。生ものも避けた方が無難です。
- 屋台での食事は注意: 屋台での食事は、衛生状態が良くない場合があります。
- 手洗いを徹底する: 食事の前には、必ず手を洗いましょう。
5-2. 食事マナー
- 右手で食べる: バングラデシュでは、右手で食事をするのが一般的です。
- 「えっ、手で食べるの?!」
- 最初は戸惑うかもしれませんが、慣れると意外と食べやすいですよ。
- 音を立てて食べない: 日本と同じく、音を立てて食べるのはマナー違反です。
- 大皿から取り分ける: 大皿から自分の皿に取り分けて食べます。
5-3. 宗教上の注意
- イスラム教徒は豚肉を食べない: バングラデシュはイスラム教徒が多数を占める国です。豚肉を使った料理はほとんどありません。
- ハラルフード: イスラム教徒は、ハラルフード(イスラム法で許された食品)しか食べません。
6. まとめ:バングラデシュで食の冒険を楽しもう!
バングラデシュ料理は、多彩なスパイス使いと、地域ごとの特色が魅力の、奥深い料理です。
「バングラデシュ料理、食べてみたい!」
そう思っていただけたなら、嬉しいです。ぜひ、バングラデシュで、食の冒険を楽しんでください!
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